第17回 日本補完代替医療学会学術集会開催にあたって
平成26年11月1日(土)、2日(日)に東京国際交流館・プラザ平成(お台場地区)において第17回日本補完代替医療学会学術集会を開催致します。
第16回学術集会は金沢市におきまして金沢大学大学院医薬保健学総合研究科の只野武特任教授のもとで開催されました。超高齢社会を受けて、予防医学をとらえたエイジングに焦点をあてつつ、機能性食品の補完代替医療への有効性をエビデンスベースにて討論する、時期を得た大変有意義な学会でありました。
本年度第17回日本補完代替医療学会学術集会におきましては、テーマとしては「心と体そして食を科学する〜医療とヘルスフード〜」を掲げる事と致しました。未病状態の予防医学における機能性食品(ヘルスフード)の研究・開発に止まらず、医療全般において必要とされる栄養学の基礎知識についても最新の情報を共有したく思います。
本学術集会におきましては、3題の招待講演を予定しております。「時間栄養学」につきましては早稲田大学の柴田重信教授に、また「ニュートリゲノミックスとエピジェネティックス」に関する最新知見を東京大学の加藤久則教授に、そして「最近のコレステロール問題」につきましては富山大学の浜崎智仁名誉教授に講演して頂く事になっております。 さらにシンポジウムが2題「腸管機能と健康」、そして「体質と健康に関する国際シンポジウム」を予定しております。
機能性食品学の立場から今年度は栄養学の最新の基礎的知識を得て、補完代替医療をさらにエビデンスベースにて進める事を討論したいと思っております。
市民公開講座では、女子栄養大学香川靖雄副学長に「世界遺産『和食』と身体・脳・心の健康」と題し、一般市民に解りやすい栄養学のお話をお願い致しました。
本学術集会におきましては、NPO法人国連支援交流協会「日本の食文化」と健康 支部、「日本を健康にする!」研究会、日本肥満予防健康協会のご共催を戴き、また本学会鈴木信孝理事長と事務局の皆様のご尽力に感謝申し上げます。
多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
第17回日本補完代替医療学会学術集会
会長 矢澤 一良 |